感染症と免疫システム

院長からのメッセージ

*2014 年10月、11月

この度の御岳山の噴火の犠牲となられました方々へ、心よりご冥福をお祈りを申し上げます。

感染症と免疫システム

秋は、見慣れた樹々の緑の中に所々にランプを灯したように、紅葉が始まったかと思えば、あっという間に衣替えをしたり、季節の変化を日ごとに楽しませてくれますね。

さて、この紅葉、メカニズムはわかっているけれど、いったい何の為に?という所は、紫外線から身を守るため?落ちた葉が木の根元の雑菌を殺すため?といった諸説あるようですが、本当の理由はまだ解明中なのだそうです。

私たちの身体を守る為の免疫システムも研究され続けられています。

デング熱と温暖化

夏の終わりに東京の代々木公園に始まり、全国に広まった“デング熱”には、皆様今までになく驚き、日本でデング熱? どんな病気?と調べた方は多いと思います。特に発熱した方は少なからず、もしや?と考えクリニックを受診されたことでしょう。

幸い当院受診者での感染はありませんでしたが、今や遠い国の病気として片付けてはならない程、日本と世界は身近に繋がっていることを痛感させる出来事でした。

日本の最近の気候は不安定で、温暖化も進んでいるように感じます。

この先、このような流行がないとも言えません。まだワクチンも完成していない重い感染症も多いのです。

私たちはなす術がないのでしょうか?

しかし、むやみに恐れることはありません。私たちが生まれながらに持っている素晴らしい免疫システムがあるからです。いまだに神秘に満ちており研究され続けています。

私たちに備わっている免疫システム

”デング熱”のニュースで「薬やワクチンはない。抗体が出来るのを待つしかない。」という様な事を耳にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ありがたい免疫システム

免疫システムは、身体に有害な物質が侵入した瞬間に、幾重にも連携した仕組みで有害な物質を排除し、増殖を防ぎ、抗体を作るなどのシステムが作動するのです。

私たちが元気で仕事をしているように見える時でも、身体の中では、常に免疫システムは働き、細菌やウィルスなどを防御してくれています。

ありがたいですね。

◎初期症状でも安静が大事

発熱、咳、痰、下痢、嘔吐などは、感染者にとっては大変辛いことです。しかし、これらの症状は、侵入したウイルスや細菌などを、自身の力で外界へ排除したり(痰、下痢)増殖を防ぐ(発熱等)ことなどに役だっているのです。

感染した方が安静を保つ必要があるのは、身体の中で行われている戦い(免疫システム)がスムーズに行いやくなる状態でもあるのです。

たとえば風邪の初期症状でも、周りの方も助け合って仕事を休めるように協力しましょう。むしろ、早期回復の為には、初期症状の時が肝心とも言えます。

薬を飲む事なども大事ですが、薬の多くは免疫システムの補助をするだけなのです。

また今後、特定の感染症対策が出された場合は、すぐにその方針に従って、

ご本人の早期快復を願い感染症が拡大しないように注意しましょう。

私たちの生命を守ろうとする免疫システムを持つ身体を授かったことは、

それぞれの人生へのエールとして、

人生に感謝し大切にしていきたいものですね。

院長 安田浩子

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