ザビエルがみた日本人

院長からのメッセージ

秋の訪れとともに、一息つかれた方も多いことでしょう。

夏の仕事や旅行などの疲れは、十分に回復できていますでしょうか?

最近は日本を訪れる外国人が多くなりました。2013年には年間一千万人を超え、さらに年々増加し続けています。テレビ番組では、外国人に日本の印象についてインタビューする企画が多くなっており、その感想に色々と考えさせられます。

ザビエルがみた日本人

かつて日本を訪れた外国人の中でも、フランシスコ・ザビエルは有名ですね。

1549年、キリスト教を広める為にやってきたザビエルが、鹿児島に上陸した当時の日本は室町時代の後期(戦国時代)でした。東南アジアを巡り上陸した日本は、彼にとって新鮮な驚きと感動に満ちた国のようでした。

ザビエルは、さっそく日本に上陸した感想をローマに報告しています。

その書簡の中には

日本人は総体的に良い素質を有し、悪意がなく、とても感じが良い。

彼らにとって名誉(信念)がすべてであり、それを守るために命も惜しまない。

また日本人はたいてい貧乏であるが、平民も武士も皆それを恥だと思っている者は、一人もいない。

など親しみをもって書かれています。

皆様、ザビエルの感想をどのように思われましたか?

私は、貧乏であるが、皆それを恥だと思っている者は一人もいない。” とのコメントに惹かれました。

460余年前の食事と生活習慣

現在、ザビエルが鹿児島に上陸してから460年余りが過ぎました。

当時、庶民の生活は、絶え間ない農作業や漁業、物作りの仕事、日常的な力仕事、厳しい武芸の稽古や戦場に駆けつけることも多かったと思います。

食事は、簡素な内容の物が一日2回というのが庶民の食事でした。

戦いに向かう武士達(兵士)は、体力を使うので食事を3回摂る事もあったようです。

一日3回の食事はこの戦国時代以降に定着したとも言われています。

当時の庶民の食事の内容は、玄米と麦のご飯(おかゆで食べる事が多かったようです。)焼き魚、野菜の塩漬け、汁物というようなもので、味付けもとてもシンプルな物でした。

けっして豪華ではないその食事は、現在の私たちからみれば物足りない様にも思えますが、食事はその生活を支える栄養補給そのもので、日常の身体活動は必要な筋肉量を維持するのに、十分だったのです。

また睡眠は、心や身体機能をゆっくりと休ませるための時間として必要不可欠でした。

「簡素な食事、運動、睡眠」は、飽食の時代の私たちの身体が求めている事でもあります。

現代の食事と生活習慣

現在の日本では、食事の種類も豊富になり便利な物が増えました。

食事はグルメ志向が強くなり、特に東京では、望めば世界各国の料理が食べられ、コンビニでも24時間すぐに食事が買える様になり、美味しいスイーツなども溢れています。この誘惑に勝つのは、なかなか大変ですね。強い意志が必要です。(笑)

一方で、「より身体に良いものを」と求める傾向も出て来ました。

また、多方面にわたる環境が整備され便利になる一方、歩く機会が少なくなり、身体の運動量は減っています。

ザビエルが見た、460余年前の日本の人たちの生活は、少しの食事で、一日中動き、良く眠っていたことでしょう。

現在は、食事も種類が豊かになり、環境も便利になりましたが、

どんなに便利な物が出来ても、私たちの身体の中の機能は、ボタンを押したらあっという間に消化、栄養吸収、排出してくれる。という様には変われません。

私たちの身体の中の基本的な機能は460余年前と変わらないのです。

健康を保つ食事と生活習慣

糖尿病や高血圧、高脂血症などは、生活習慣病と呼ばれています。

生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾病なのです。

現代と460余年前の私たちの先祖の生活習慣と比べると随分と違います。

生活習慣全てを460余年前に戻す事は難しいですが

「簡素な食事、運動、睡眠」は私たちの健康を保つお手本です。

一日3回に分けた体が必要とする適量の食事。この事が、あなたの身体を健康に保つ為にとても重要です。

また自分の足で気軽に動くことや睡眠時間を大事にしながら、私たちそれぞれの信念に向かって生きていきたいですね。

460余年前ザビエルが目にした日本の人々日本人は総体的に良い素質を有し、悪意がなく、とても感じが良い。を見習って・・・。

この季節、注意したいこと。

急激な温度差、日照時間の変化、台風通過など身体は疲れやすくなっています。

この時期ゆとりを持った計画で、あなたの身体の味方をしてください。。

院長 安田浩子

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